本日は株価の動きに連動するか
【本日のトレードポイント】
昨日のドル円は、特段の米経済指標が無く、米中貿易摩擦激化を背景とする景気先行き懸念から上値が重いなか、中国人民銀行が人民元の基準値を予想より元高水準に設定したことや、米10年債利回りの上昇などを下支えに、狭いレンジ内ながらも堅実な推移となりました。NY時間ではダウ平均のプラス圏浮上を受けて106円台まで回復、一時106.26円まで上値を伸ばし、米株の上げ幅拡大につれてドル高基調となりました。
本日は米第2四半期GDP・個人消費(改定値)の発表に注目です。従来、改定値は速報値に比べてやや注目度が低いものの、過去には市場予想や速報値を下回る結果となったことでドル円が1円以上下落したケースもあり、市場が次回FOMCでの利下げを織り込む中で予想を下回れば、市場が大きく反応する可能性は否めません。その他は英国でジョンソン首相が求めていた議会休会が承認されたことを受けて、「合意なき離脱」懸念がさらに高まったポンドや、イタリアの政局混迷に改善の兆しが見えてきたユーロの動向にも注目です。