米小売売上高に注目
【本日のトレードポイント】
昨日は中国の小売売上高や鉱工業生産が予想を下回る結果となったことが投資家心理を冷やしたほか、景気後退のシグナルとされる長短金利の逆転(逆イールド)が米2年債と10年債で2007年以来初めて発生しました。NYダウ平均は約800ドル下落し25479.42ドルでクローズ、ドル円は再び106円を割り込んだ水準での推移となっています。
本日は豪雇用統計や米小売売上高、メキシコ中銀政策金利発表に注目が集まります。特に米小売売上高は引き続き増加する見込みで、好調な米国の個人消費が示されれば、冷え込んでいるマーケットにとってホットな材料となりそうです。仮に低調な結果となった場合にはドル円は下値を広げる展開となりそうで、105円のストップロスを巻き込みながら大きく下落する可能性には十分警戒したいです。メキシコ中銀政策金利については、据置きが見込まれているものの利下げ予想もあることから発表直後は荒れた値動きとなるかもしれません。また年後半の利下げへの中銀姿勢にも注目が集まっており、メキシコペソ相場にとって今回は重要な会合と言えそうです。