米消費者物価指数がカギ
【本日のトレードポイント】
昨日は人民元対ドル基準値が7.0211元と前営業日に続き再び元安・ドル高方向に設定されたものの、市場予想よりは元安誘導しなかったことから反応は限定的となりました。欧州勢参入後ドル円は徐々に下値を広げる展開となり、ドル円は105.05円付近まで下落しました。NYダウ平均が400ドル近く下落したことも相場の重しとなり、クロス円も全般的に円買い優勢となりました。
本日は英失業率や独ZEW景況感調査、米消費者物価指数に注目が集まります。東京市場が連休明けということもあり、米国株の下落を受けての日本株の動向にも警戒したいです。米消費者物価指数(コア指数)は前年同月比2.1%となる見込みで、予想を下回る場合には年内利下げ観測が強まりそうです。仮に上回った場合でもFRBへの利下げ圧力が弱まるわけではない為、どちらかというとドル安方向に注意したいです。足元のユーロ相場は低調な指標結果にユーロ売りで敏感に反応する傾向が多いため、独ZEW景況感調査についても警戒が必要と言えそうです。