アジア時間から材料多し
【本日のトレードポイント】
昨日は人民元対ドル基準値が節目の7.0元を突破したものの、市場参加者の予想よりは元安誘導されなかったことからドル円が106.30円まで上昇する場面もありました。NY時間にはトランプ大統領が「FRBの政策でドルが非常に強くなることはうれしくない」と発言し、一時的にドル安が進行したものの戻される展開となり上にも下にも抜けきらない相場となりました。
本日は国内4-6月期GDPやRBA四半期金融政策報告、英第2四半期GDP、加雇用統計が発表されるほか、ロウRBA(豪中銀)総裁が日本時間朝に発言するなど材料の多い一日となります。7日にRBNZ(NZ中銀)が政策金利を市場予想に反して0.5%引き下げ、オア総裁が発言で将来のマイナス金利導入の可能性や追加利下げに含みを持たせる内容だったことからNZドルは下落しました。これを受けて豪中銀のロウ総裁がどのような発言をするかに注目が集まっており、年内追加利下げを示唆する発言や金融政策報告の内容次第ではオセアニア通貨の下値試しの材料となりそうです。また、アジア時間には国内4-6月期GDPが特に市場参加者の注目を集めそうです。事前の予想では年率換算+0.6%となる見込みですが一部ではマイナス予想もあり、どちらかというと下方向の動きに警戒したいです。