RBNZ政策見通しのヒント掴めるか
【本日のトレードポイント】
米財務省が中国を為替操作国に指定すると発表したことを受けて、昨日の為替市場ではオープン直後から急激にリスクオフムードが強まりました。その後、人民元の対ドル基準値が1ドル6.9683元と前日比で大幅に元高設定されたことから、ドル円やクロス円ではショートカバーが入り、午後にはドル円が一時107円台に乗せる場面もありました。なお、RBA（豪中銀）は政策金利を1.00%で据え置くことを決定し、声明文の内容が次回利下げの手掛かりを掴みづらいものであったことから、豪ドル相場の反応は限定的となりました。
本日はRBNZ(NZ中銀)政策金利・声明発表やオアRBNZ総裁発言に注目が集まります。RBNZは本日の会合で政策金利を0.25%引き下げて1.25%とする見込みです。市場は今回の利下げを既に織り込んでいる格好で、焦点は同時に発表される声明文の内容となりそうです。市場ではRBNZが年内に再度利下げするとの見方が強く、声明文の内容から今後の政策見通しのヒントを探りたいです。また、先月に「RBNZが非伝統的な政策手段と行う」と一部で報じられたことから、オア総裁の発言にも警戒したいです。
