米PPIでドル反応探る
-前営業日サマリー‐
ドル円は153.38円でオープン。東京市場では、トランプリスクや円買い介入警戒で売り優勢となり、一時152.77円まで下落するも、時間外の米金利上昇で買い戻され、153円台まで回復しました。また、資源高を背景に豪ドルは堅調な値動きとなりました。ロンドン市場では、新規材料に乏しい中、買い戻し優勢の流れが続き、153円台半ばで推移しました。NY市場では、新規失業保険申請件数は20.9万件と市場予想を上回ったものの、依然として低水準にとどまったため、労働市場の底堅さは維持され、ドル円は最終的に153.08円で取引を終えました。
-米PPIでドル反応探る-
本日のイベントは、東京都区部消費者物価指数、豪生産者物価指数、仏GDP、仏生産者物価指数、独失業率、独GDP、欧GDP、独消費者物価指数、加GDP、米卸売物価指数(PPI、12月)が予定されています。
FOMCの政策決定を発表した後、パウエルFRB議長は記者会見で昨年9月以降に政策金利を累計75bp引き下げたことで、政策金利は中立金利の妥当な推定レンジの範囲内に入ったと述べました。また、この政策スタンスの正常化により労働市場は安定し、関税引き上げの影響が和らげば、インフレ率は2.0%に向けて再び低下していくとの見解を示しました。
こうした中、本日は米卸売物価指数(PPI、12月)が予定されています。前回のPPIは、前月比+0.2%と市場予想中央値に一致した一方、前年比+3.0%は予想の+2.7%を上回りました。特に財価格が前月比+0.9%上昇し、ガソリン価格の上昇が大きく寄与しました。パウエルFRB議長はインフレの上振れについて、主として関税による押し上げを反映しているとの認識も示しています。仮にPPIの上振れが続く場合は、インフレ警戒が強まり、米ドルの買い戻し圧力が意識される可能性があります。一方、市場予想を下回る結果となれば、利下げ期待が持ち直し、米ドル安につながる展開も考えられます。