週明け日経平均は4万6千円まで下押しか
-前営業日サマリー-
ドル円は、151.77円でオープン。東京市場では日本が祝日だったこともあり、流動性が乏しく動意に欠ける相場展開。ドル円は小幅な値動きにとどまりました。ロンドン市場では、トランプ大統領が関税賦課を猶予するとし、対中姿勢が柔軟化されたことでいわゆるTACO取引の図式となり、ドル円は152円台中盤まで一時回復。NY市場では一定の底堅さを維持しつつじりじりと下値を切り上げるも動意は限定的で、152.30円で取引を終えました。
-週明け日経平均は4万6千円まで下押しか-
本日のイベントは、豪RBA議事録公表、英雇用統計、米ボウマンFRB副議長発言、米パウエルFRB議長発言、米ウォラーFRB理事発言、米ボストン連銀総裁発言が予定されています。
高市トレードによって最高値更新を続けてきた日本株相場は公明党の連立離脱で前提が揺らいできています。国外では米中貿易摩擦の再燃に対して懸念が高まっていることから投資家のリスク回避姿勢は強まっており、相場の巻き戻しには警戒が必要となりそうです。本日の日経平均株価は4万円台中盤まで下押しする可能性もあることから、日本株の動きに連れた為替変動に注目しておきたいです。
また、本日は米要人の発言が複数予定されています。米国の政府機関閉鎖等を受けて雇用統計等の発表延期がありましたが、そんな中で、政策見通しに対してどのような発言をしてくるのか、不安定な相場状況なだけに偏った発言にはインパクトが生まれるかもしれません。週明けの相場動向と合わせてヘッドラインも注視しておきたいです。