今週は米雇用統計に注目 重要イベント目白押し
-前営業日サマリー-
ドル円は、149.79円でオープン。東京市場ではドル高基調。米金利上昇を背景に149円後半まで切り返し、一時149.88円をつけるも、150円台の壁は厚くレンジでの推移が続きました。続くロンドン市場では、PCEデフレーターが概ね予想通りの結果となる中ドル円は乱高下しましたが、東京市場に続きレンジ相場の推移となりました。NY市場では、9月米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が55.1と予想の55.4を下回りややドル売りが優勢となったものの、下値は限定的でドル円は149.50円で取引を終えました。
-今週は米雇用統計に注目 重要イベント目白押し-
本日は特段注目度の高い経済指標は予定されていないものの、自民党総裁選挙などのヘッドラインには警戒しておきたいです。
今週は米重要指標が多く予定されており、特に米雇用統計の結果には市場の注目が集まっています。先週の23日にはパウエル議長が利下げ時期について言及しなかった他、複数の米連銀総裁からも早期利下げを否定する発言が目立つ中、良好な米指標結果が続いたことで過度な利下げ期待が足元では後退しています。今週も指標などを眺めながら一喜一憂するような相場が続くことが想定されるものの、雇用統計の結果次第では、これまでの相場が一変するような流れの変化もあるかもしれません。ドル円は150円の節目も近く、30日には雇用統計の先行指標ともなるJOLTS求人などの指標も予定されています。イベントの結果を見極めながら今後の相場見通しを占っていきたいです。