自民党総裁選 候補者共同記者会見
-前営業日サマリー-
ドル円は147.90円でオープン。東京市場ではドル高が優勢。先週のFOMCや日銀会合を通過したことで従来のドル高・円安基調の相場展開へ。ただ、ロンドン市場に入ると、流れは一転して売り戻し。一時148円台中盤を推移していたドル円は147円台後半へと下押しました。NY市場でも軟調な推移は続き、そのまま147.74円で取引を終えました。
-自民党総裁選 候補者共同記者会見-
本日のイベントは、仏独欧英米PMI、米ボウマンFRB副議長発言、米パウエルFRB議長発言が予定されています。
先週に開催されたFOMCにおいて、新理事となったミラン氏は50bpの利下げを主張。ただ、50bp利下げを主張したのはミラン氏のみでした。ボウマンFRB副議長やウォラー理事の動向も注目されていたものの、ドットチャートでみるとメンバーの予想はばらつきが大きく、今後のデータ次第で一人でもメンバーの予想が変われば中央値が変わる可能性が高いことが確認できました。その一方、日銀は政策金利は据え置いたものの、2名が利上げを主張。利上げが意識された他、ETFやJ-REITの出口戦略が示され、ややサプライズなイベント。ただ、植田日銀総裁は今後のデータを見たいとした上で、「経済の下振れリスク、そこそこある」などとしており、米国同様に日本においても今後の見通しはデータ次第に変わりなさそうです。
そんな中、注視しておきたいのは自民党総裁選に関する動向です。足元では候補者の討論会が報道番組等でも行われており、本日も候補者共同記者会見が予定されています。金融政策に対する言及等、相場に動意を与える可能性もあるため、その点は注目して本日も取引に臨んでいきたいです。