FOMC、日銀の政策決定会合に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は147.20円でオープン。東京市場では、終始狭い値幅での推移でした。ロンドン市場では、円が先行のマーケット。一時147.90円付近まで上値を伸ばしましたが、後に失速しました。NY市場では、序盤は147.70円付近を方向感なく推移。その後20銭ほどの値幅で上下した後147.67円で取引を終えました。
-FOMC、日銀の政策決定会合に注目-
本日は本邦休場のため、東京市場では流動性の低下による突発的な値動きに警戒しておきたいです。今週目玉となるイベントでは、FOMCと日銀の政策決定会合が予定されています。
そのFOMCでは0.25%の利下げが確実視されているなか、パウエル議長の会見の内容が注目になるでしょう。FedWatchでは10月会合では83%、12月会合では76%の利下げと今回の会合を含め年内で3回の利下げ(トータル0.75%)を織り込んでおり(執筆時点)、議長の発言から年内の利下げ回数と下げ幅に言及がある場合は、米ドルの動きに大きく関わって来るのでしっかり耳を傾けておきたいです。
足元のドル円は、依然方向感のない動きで目先のFOMCでの利下げは織り込まれているため、今後のドル円の方向性は前述したパウエル議長の今後の利下げに言及があるかどうかに依存してくるかと思われます。日足チャートで見たドル円はちょうど一目均衡表の雲の中に入り始めているほか、ボリンジャーバンドはスクイーズして縮んでおり、RSIは50付近での推移といずれのインジケーターも先の読みづらいサインを出しています。重要指標までなかなか方向性のつかみづらい流れが続きそうですが、重要指標で得たヒントは見逃さずしっかりと方向性を見据えて取引に臨みたいです。