ドル円148円を回復するもトレンド形成にはならず
-前営業日サマリー-
ドル円は、147.34円でオープン。東京市場では、序盤から堅調な流れとなり147.90円付近まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、多少の上下はあるものの堅調な地合いは変わらず。しかし148円の大台に差し掛かると上値が重たくなり勢いが失速しました。NY市場では、序盤は148円を前に方向感のない動きでしたが、じりじりと円買い方向へ動き147.45円で取引を終えました。
-ドル円148円を回復するもトレンド形成にはならず-
本日のイベントは、中川日銀審議委員の発言、ECB議事要旨公表、米新規失業保険申請件数、米GDP(改定値)、米中古住宅販売保留が予定されています。米国関連の指標が本日数多く発表される手前、結果の内容次第では、米ドルの動きが上下に振らされる可能性を考慮しておきたいです。
足元のドル円は、約5日ぶりに148円の水準に戻り一見すると堅調に見えますが前記したように148円を前に上値が重たくなる傾向にあり、厳密に方向感があるとは言い切れない場面でしょう。28日0時時点での1時間足チャートで見るRSIでは約70付近を推移していることから、一部のテクニカルではトレンド転換サインが出始めています。しかしあくまでテクニカル上の話なので先日のようなトランプ氏によるFRB人事への言及など急なヘッドラインが出た場合には、突発的な動きになることは常に想定しておきたいです。