ジャクソンホール会議 パウエルFRB議長講演が焦点
-前営業日サマリー-
ドル円は、147.60円でオープン。前日の米株市場でのハイテク関連株の下げを受けて、東京株式市場が軟調な推移を見せると、リスク警戒の円買いが広がりドル円は147円台前半まで下押し。ロンドン市場でも高値を切り下げながら軟調な推移が続きました。NY市場では、147円付近を底に買い戻しが強まり、147.38円で取引を終えました。
-ジャクソンホール会議 パウエルFRB議長講演が焦点-
本日のイベントは、仏独欧英米PMI、米新規失業保険申請件数が予定されています。
7月29日~30日に開催されたFOMCの議事要旨が昨日公表され、前回の会合では政策金利を据え置いたものの、何人かの参加者が関税政策が物価に与える影響を見極める前に利下げを始める考えを示していたことが確認されました。また、労働市場に関する見解については、依然として堅調であるとの見方が多かったものの、雇用統計の結果をみるにこの見方はすでにくずれており、この点において今週予定されているジャクソンホール会議にてパウエルFRB議長から何らかの言及があるかもしれません。7月のFOMCから認識がどのように変化するか次回の会合を見極めるためにも、パウエルFRB議長の講演(22日(金)23時より)に注目が集まります。