ジャクソンホール会議・日本CPIに注目
-前営業日サマリー-
ドル円は147.17円でオープン。東京市場では、方向感を欠いた展開となりドル円は小幅な値動きで147円中盤を推移しました。ロンドン市場では、ドル円は150円を意識しつつ、ウクライナ和平を巡るヘッドラインに振らされる展開となりました。NY市場では、方向感乏しい相場展開が続き、147.84円で取引を終えました。
-ジャクソンホール会議・日本CPIに注目-
本日のイベントは、加消費者物価指数、米ボウマンFRB副議長の発言などが予定されています。
今週の為替市場は米)ジャクソンホール会議、日)7月CPIに注目が集まります。
21-23日に開催されるジャクソンホール会議では、パウエル議長が利下げ時期や回数に踏み込むか注目されます。昨年の講演では「利下げの時が来た」と発言して市場を動かしただけに、今回も踏み込んだシグナルが出るか要注目となります。直前のFOMC議事要旨(20日公表)では多数派が金利据え置きを選んだ背景や雇用市場の評価が議論されており、議長発言にも影響する可能性があります。パウエル氏は「データ次第」の姿勢を強調しており、インフレと雇用の板挟みの中でどちらに重きを置くかが試され、タカ派ならドル高、ハト派ならドル安方向に振れる展開が想定されます。また、日本では7月のCPIが発表予定で、結果次第では日銀の早期利上げ観測が高まり、強い数値が出れば円買い要因となりそうです。
今週は、ジャクソンホール会議・日本のCPIが相場を大きく動かすカギを握る週となりそうです。ウクライナ情勢に関するヘッドラインにも注意しながら取引に臨みたいです。