ドル円は160円を突破
-前営業日サマリー-
ドル円は159.70円でオープン。東京市場では、原油高を背景に日本の貿易・財政赤字の拡大懸念が意識され、円売りが優勢となり上昇。ロンドン市場でも中東情勢の長期化観測に伴う原油高を背景にドル買い基調が継続。NY市場ではその流れを引き継ぎ、160円のストップロスを巻き込みながら一時160.41円まで急伸しました。その後は高値圏で推移し、160.25円で取引を終えました。
-ドル円は160円を突破-
本日のイベントは、米パウエルFRB議長発言が控えているものの、その他注目度の高い経済指標は予定されていません。
先週末のNY市場では、ドル円が政府・日銀による為替介入が実施された2024年7月以来となる160円台へ上昇しました。背景には、中東情勢の緊迫化を受けた原油価格の上昇に加え、それに伴う米金利の上昇があり、ドル買い圧力が継続しています。今後も中東情勢が長期化し、エネルギー価格に上昇圧力がかかる局面では、円売り・ドル買いの地合いが維持される可能性が高いと考えられます。一方で、心理的節目である160円を明確に上抜けたことで、為替介入への警戒感も一段と高まっています。特に急速な上昇局面では当局の対応リスクが意識されやすく、上値追いには慎重さが求められます。中東関連のヘッドラインとともに、当局発言や値動きのスピードには十分注意を払いたい局面です。