米インフレ指標に注目、G7首脳会談関連のヘッドラインに注意
-前営業日サマリー-
ドル円143.55円でオープン。東京市場では日経平均株価のプラス推移も支えに144円付近まで上昇しました。ロンドン市場では、非農業部門雇用者数が予想を上振れる結果となったこともあり、144.74円付近まで上値を広げました。NY市場では、序盤に145.09円付近まで上昇しましたが、その後は上値が重い展開となり144.85円で取引を終えました。
-米インフレ指標に注目、G7首脳会談関連のヘッドラインに注意-
本日のイベントは、本邦四半期GDP(改定値)、中消費者物価指数(CPI)を控えています。
先週末の米雇用統計は、前月分が下方修正されるも、非農業部門雇用者数が予想を上振れる結果となりました。それらの結果を受けて、利下げ確率は低下したものの、市場では依然9月利下げを織り込んでいます。
今週は、米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)といったインフレ指標の発表が予定されています。インフレの鈍化を示せば、市場の利下げ見通しが高まることも予想されるため注目しておきたいです。また、15日から開催予定のG7首脳会談が予定されていることから、米中・日米などの通商関係のヘッドラインに注意しつつ、今週も取引に臨みたいです。