FXレポート

米雇用統計に注目 結果次第で早期利下げも

-前営業日サマリー-
 ドル円142.71円でオープン。東京市場では日本長期金利の低下などから円安となり、143円台までドル円は上昇。ロンドン市場でも流れは続き、日本の長期債発行減額観測や欧州株の堅調な動きが相場を支える格好となりました。NY市場では、米中協議の進展を期待して円安・ドル高の流れが再度強まり144円に迫る動きを見せたものの、同ラインは上値も重くその後は143.61円で取引を終えました。

-米雇用統計に注目 結果次第で早期利下げも-
 本日のイベントは、加雇用統計、米雇用統計が控えており、とりわけ米雇用統計の結果には注目が集まります。
 トランプ大統領と中国の習近平国家主席は昨夜電話協議を実施。中国によるレアアースの輸出規制などを話し合った模様で関税政策をめぐる2回目の官僚級協議を早期に開くことで一致しました。トランプ氏はこの電話協議の後、記者団に対して「非常良い状態だ」と強調。詳細については明らかにしなかったものの、米中対立懸念が後退したことで為替相場はドル高・円安へと動きだしました。そんな中で、本日は米雇用統計の結果が公表されます。直近で発表されたADP雇用統計が弱いものとなったことで雇用統計への結果にも注目が集まっており、結果が仮に弱く雇用市場の勢い低下を示唆するものとなれば、FOMCによる早期利下げも見えてきます。早ければ9月への前倒しとなるため、本日の指標結果は注視しておきたいです。

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