FXレポート

BOEは動きなし 本日は全国消費者物価指数に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は148.71円でオープン。東京市場では、トランプ大統領がSNSを通じてFRBへ利下げを要求したことを受けてドル売りが優勢となり、ドル円も148円台前半まで下押しました。ただ、ロンドン市場に入るとその動きも一服し、底堅い推移となりました。NY市場でもロンドン時間の流れが続き買い戻しが優勢となったものの、同時に上値も重く148円台後半での小動き。148.76円で取引を終えました。

-BOEは動きなし 本日は全国消費者物価指数に注目-
 本日のイベントは、日全国消費者物価指数、加小売売上高、米NY連銀総裁発言が予定されています。
 英国のイングランド銀行は、昨日2会合ぶりに政策金利を据え置くことを決定。トランプ政権の関税政策で先行きに不確実性がある中、国内インフレに慎重に対処すべきと判断した模様です。注目の集まった声明文やベイリー総裁の発言は基本的に前回の表現を繰り返しており、特段マーケットにインパクトを与える内容は確認されませんでした。ただ、英国の消費者物価指数は1月に前年同月比で3.0%の上昇を記録しており、BOEが目標としている2.0%を依然として上回る水準で推移しています。インフレへの警戒感と経済の不確実性が増す中で、難しい舵取りが求められそうです。
 本日は朝方に本邦で全国消費者物価指数が予定されています。国内インフレの動向次第で東京時間から円主導の相場展開となることも考えられるため、結果の強弱に注視したうえで取引に臨みたいです。

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