ドル円150円を手前に上値重い
-前営業日サマリー-
ドル円は149.18円でオープン。東京市場では昨日に続き日経平均続伸を受け149.87円付近まで上昇し、続くロンドン市場でも2月米住宅着工件数や同建設許可件数が市場予想より強い結果となったことから150円目前まで上昇しました。ただ、NY市場では150円付近の上値が重く、一転してドル売りの強まりから149.31円まで下押して取引を終えました。
-ドル円150円を手前に上値重い-
本日のイベントは、日BOJ政策金利&声明発表、米FOMC政策金利&声明発表が予定されております。両会合ともに政策金利は据え置き予想ですが、植田総裁やパウエル議長の発言には注意が必要です。
石破首相の交代リスクに関して、利上げを牽制する発言を行っていた高市氏が最有力候補として勢いを増した場合、過去最大規模に膨れ上がっているIMM通貨先物の円ネット買い持ちポジションに手仕舞いの動きが出る可能性があり、そうなれば為替相場も円安方向に振れる可能性があります。
また、昨日、米露首脳が電話会談で行われました。ウクライナ戦争における平和と停戦の必要性について話し合った模様ですが、ウクライナとの30日停戦案で一致せず、「エネルギー施設攻撃停止から開始で合意した」との内容が伝わりました。内容による相場への影響は限定的でしたが、今後も関連するヘッドラインが出てくることは想定されるため、引き続き注視していきたいです。