今週はFOMCと日銀金融政策決定会合
-前営業日サマリー-
ドル円は148.76円でオープン。東京市場では堅調な推移となりました。トランプ米大統領が「18日にプーチン露大統領と協議。ディールの見込みは極めて高い」との発言や、日経平均株価の続伸を受けてドル円は149.10円付近まで上昇しました。ロンドン市場では米長期金利が低下したことを眺めながら値動きも軟調なものとなり、148円台前半まで下押し。ただ、NY市場に入り米経済指標が公表されると一転してドル買いが強まり149.17円まで買い戻されて取引を終えました。
-今週はFOMCと日銀金融政策決定会合-
本日のイベントは、加消費者物価指数、米住宅着工件数、米鉱工業生産が予定されております。
今週はFOMCや日銀金融政策決定会合といった政策イベントが予定されています。両会合ともに政策金利は据え置き予想ですが、今後の金利見通しに影響を与えるような発言がみられた際には相場へのインパクトも大きくなると想定されるため、その点は注視しておく必要がありそうです。特に春闘の賃上げ要求が6%を超えたことや本邦長期金利の上昇を背景に日本では早期利上げ観測が高まっているため、植田日銀総裁のターミナルレートについての言及があるのか注目したいです。FOMCについては、6月会合での利下げ、年内計3回の利下げという市場予想です。米景気後退懸念が高まり、リスクオフムードが広がっている中でパウエル議長の会見内容に注目です。
また、ウクライナ停戦を巡り、18日に米露首脳が電話会談を行うことが明らかになりました。今回の交渉でトランプ米大統領はかなり前向きな結果を期待しているようですが、協議がそれほど進展しない可能性もあります。見るべきイベントが多いなかでウクライナ情勢などに関するヘッドラインも見逃せません。