今週は米雇用統計ウィーク
-前営業日サマリー-
ドル円は157.47円でオープン。東京市場と、ロンドン市場では、注目されるヘッドラインが出ない中、157円序中盤のレンジで方向性を失った動きを見せました。NY市場では、ISM製造業景況指数が予想を上回る49.3と発表され、ドル円は157.50円まで上昇しました。しかし、景況指数が市場コンセンサスを上振れたとしても、好景況の基準になる50を下回った結果であり、ISM製造業雇用指数も45.3という低い数字であったため上昇幅は限定されました。以降、円高が進行し、一時156.88円まで下落、安値を更新したものの、ショートカバーリングでドル買い注文が入り、157.32円で取引を終えました。
-今週は米雇用統計ウィーク-
本日のイベントは、独の消費者物価指数、米・仏・独・英のPMI(改定値)があります。
年末年始の連休が終わり、国内外の市場参加者が本格的に戻り始める日になります。特に海外では新たな会計年度が1月から始まり、各金融機関では会計事情や合成ポジション、リスクヘッジなどに合わせるためのオペレーションを行う可能性もあるため、ボラティリティを期待しても良いのではないでしょうか。
去年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で発表されたドットチャートでは、今年中に2回の利下げを予想されており、それぞれの利下げがいつ行われるのか注目されております。今週はJOLTs求人や米雇用統計、ミシガン大学消費者マインドなどの大きいイベントがあり、米経済や景気データに注目しながら取引に臨みたいです。