FXレポート

ADP雇用統計に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は149.6円でオープン。東京市場では、2日に米政府が半導体製造装置の輸出規制を発表し、日本は規制の対象外になったことを受け日経平均株価の上げ幅が一時900円を超え、ドル円も150.2円台まで上昇しました。ロンドン市場では、ウォラーFRB理事が「現時点で12月会合での政策金利引き下げを支持する方向に傾いている」と2日の講演で述べたことなど背景に、12月FOMCでの利下げを見込むドル売りが継続し、ドル円は149円台まで下押す展開となりました。NY市場では、韓国の尹錫悦大統領が戒厳令を発令したことをきっかけに149円を割り込むも、米JOLTS求人件数が市場予想を上回り反発。149.5円まで値を戻して取引を終えました。

-ADP雇用統計に注目-
 本日のイベントは、豪第3四半期GDP、英ベイリーBOE総裁発言、米ADP雇用統計、欧ラガルドECB総裁発言、米ISM非製造業景況指数、米パウエルFRB議長発言が予定されおり、多くの注目イベントが控えています。
 昨日米労働省が発表した10月JOLTS求人件数は、市場予想747.5万件に対して774.4万件と市場予想を上回り、米労働市場の底固さを示す結果となりました。本日発表予定のADP雇用統計は市場予想が16.5万人と前回の23.3万人を下回っています。仮に市場予想よりも高い雇用者数になれば円売り圧力となる可能性を考慮しておきたいです。また、今週末には米雇用統計が控えています。データ次第では金利据え置きの論拠となる可能性があり、ヘッドラインは注視して指標の強弱を確認していきたいです。

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