今週は米CPIに注目
-前営業日サマリー-
ドル円は146.84円でオープン。東京市場では今晩の米雇用統計を前に行き過ぎた動きに警戒感が出た格好となり上値の重たい相場展開となりました。ロンドン市場でも様子見の姿勢は変わらず、NY市場では米雇用統計の結果が想定を上回る内容となったことを受けて米長期金利の上昇とともにドル高優勢の相場展開となり、148.66円まで上昇して取引を終えました。
-今週は米CPIに注目-
本日のイベントは欧小売売上高が予定されており、中国は休場となります。
米労働省が先週末に公表した9月の米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数が前月から25万4000人増加。市場予想に対して大幅に上振れする内容でした。失業率も低下。雇用の底堅さを確認したことで為替相場では米長期金利の上昇とともにドル買いが強まる格好となり、148円台までドル円は値を回復しています。今回の結果を受けてFRBによる追加利下げに関しても軌道修正される可能性が浮上してきており、今後の経済データ次第では当初想定していた利下げ幅が実施されないこともあるかもしれません。
今週は米消費者物価指数が予定されています。先週は雇用データを確認する週でしたが今週はインフレ動向に注目が集まります。どちらも今後の金利見通しを左右する重要データとなるので引き続き、ヘッドラインには注視した上で取引に臨んでいきたいです。