ISM製造業景況指数に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は146.08円でオープン。東京市場では、朝方に前週末のドル高傾向を引き継いで上値を伸ばす展開が先行したものの、日経平均が下がったタイミングではリスク回避の円買いが重石となりました。ロンドン市場では、円売りが再燃したことで147円付近まで上昇。NY市場では、米国が休場だったことで、大きな動きは見られずに、そのまま146.86円で取引を終えました。
-ISM製造業景況指数に注目-
本日のイベントは、米ISM製造業景況指数が予定されています。
ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が行った発言にて、9月の利下げ可能性がほぼ確実となる中、米経済指標では堅調さを示す結果が続いています。今週は本日にISM製造業景況指数が予定されており、週末には雇用統計が控えています。9月の利下げがほぼ確実となっていても、その後の利下げ見通しについてはデータ次第であることに変わりないため、米指標の強弱については確認しておく必要がありそうです。
本日のISM製造業景況指数の予想は47.5(前回:46.8)となっており、前回値からは上振れしているものの、依然として基準となる50.0の節目は下回っています。仮に結果が想定よりも下ぶれする弱い内容であった場合には9月以降の利下げ可能性を高めながらドル円もダウンサイドへ動きを強めるかもしれません。ヘッドラインは注視して本日も取引に臨んでいきたいです。