FXレポート

米ISM製造業景況指数に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は、160.71円でオープン。東京市場では、序盤からジリジリと上昇。神田財務官の退任人事が発表されると、介入警戒感の薄れから161円を突破し一時161.2円まで上昇しました。続くロンドン市場では、今週日曜日に控えたフランス国民議会選挙を控えたリスクオフムードからドル売りが先行しました。NY市場では、個人支出が予想を下回ったことを受け下落する局面もありましたが、月末要因からかロンドンフィキシングにかけて上昇し、160.88円で取引を終えました。

-米ISM製造業景況指数に注目-
 本日のイベントは、日銀短観、米ISM製造業景況指数が予定されています。
とりわけ注目度が高いのは米ISM製造業景況指数になるかと思われます。今回は前回値である48.7から49.0に改善する予想となっています。
結果が前回値を上回る内容であった場合は、元の予想が改善予想であるため予想値と大きく乖離しない限りは上昇圧力は限定的となる可能性がある一方で、前回値や予想値を大きく下回る内容であった場合は、ネガティブサプライズによるドル売り圧力への警戒が必要になるかと思われます。
 足元のドル円はここ数日堅調に160円台を推移していましたが、161円を超えると急速に上値が重くなり160円台前半まで大きく押し戻されました。しかし依然下値は堅く再度161円台を目指して上昇を続ける可能性も考慮しておきたいですが、依然高値圏を推移しているため、高値警戒感から突発的に円買いの方向へ動く可能性や上値の重たさが継続する可能性に注意を払いつつ本日は取引に臨みたいです。

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