FXレポート

米JOLTS求人に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は157.18円でオープン。東京市場では、先週末の米国市場で低下が目立った米長期金利が引き続き低い水準で推移したことが相場の重しとなり、ドル売りがやや優勢の地合いとなりました。ロンドン市場でもドル売り優勢の地合いは変わらず157円台を割れる値動きとなりました。NY市場では、ISM製造業景況指数の結果が想定を下回る弱い内容となったことで米長期金利の低下とともにドル円は下押し、156.08円で取引を終えました。
 
-米JOLTS求人に注目-
 本日のイベントは、米JOLTS求人が予定されています。
 財務省が先週公表した4月26日から5月29日の介入実績は総額で9兆7,885億円と判明。月次ベースの介入額としては過去最大となりました。ただ、市場が予想していた金額と概ね一致していたことからも相場への影響は限定的となり、注目されていた米PCEデフレーターからもドル円相場に動意を与える結果は得られませんでした。足元のドル円は156円台と高値圏で膠着した相場展開が続いています。今週の米雇用指標の結果から方向感の出る展開となるのか注目です。
 そんな中で本日は先んじて米JOLTS求人の公表が控えます。週末に予定されている米雇用統計の先行指標として意識されていることからも結果次第では相場へ動意を与える展開が考えられます。予想は837.7万件(前回:848.8万件)と前回値を下回ることが想定されていますが、仮に予想を上回る強い内容が確認されれば再び上値を試す可能性もあります。引き続きヘッドラインには注視しながら取引に臨みたいです。

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