FXレポート

ドル円は143円回復、本日は米ADP雇用統計に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は141.94円でオープン。東京市場では、引き続き本邦休場で材料不足感も漂う中、142円ラインを挟んで方向感乏しく推移しました。ロンドン市場では、ドル高・円安の流れが加速、米金利の上昇を支えに上昇一辺倒で143円を突破したほか、クロス円も軒並み上昇しました。NY市場では、序盤に米ISM製造業景況指数とJOLTS求人件数が発表、両指標強弱入り混じる内容だったことでドル円は一時乱高下するも、早々に持ち直し143.72円まで高値を更新しました。その後は、FOMC議事要旨公表からはややドル売り・円買いが入り、143.27円で取引を終えました。

-ドル円は143円回復、本日は米ADP雇用統計に注目-
 本日のイベントは、中財新サービス業PMI、欧州各国サービス業PMI(改定値)、独消費者物価指数(CPI)、米ADP雇用統計/新規失業保険申請件数/総合・サービス業PMI(改定値)が予定されています。
 年明け本格始動の東京市場の値動きを注視したいほか、各市場でイベント豊富な一日となりますが、とりわけメインは12月ADP雇用統計発表でしょう。本指標は週末5日に控える、米雇用統計・非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。11月ADP雇用統計は予想下振れ、前回値も下方修正と弱めの内容からドル売りを誘いました。現時点で今回は、前月から雇用増加の予想(前回11月:10.3万人→今回12月:11.5万人)となっており、仮に前回値を下回るなどネガティブな結果の場合のインパクトは大きいかもしれません。直近は米雇用統計データとの相関性の薄れを指摘する声もみられますが、米利下げを巡る思惑も根強い中で各米指標への注目度や感度は高まっており、ドルは通常以上の動意をみせる展開も想定つつ取引に臨みたいです。

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