FXレポート

ドル円方向感出ず

-前営業日サマリー-
 ドル円は147.15円でオープン。東京市場では方向感に欠ける動き。後半では、やや下落し147円を割り込むも下値は限定的でした。ロンドン市場では、引き続き方向感に欠ける展開。147円台に差し掛かる押し戻され下落するも146.80円付近で反発する動きを繰り返し、狭い値幅での推移が目立ちました。NY市場では、147円付近を狭い値幅で推移。道中で発表されたISM非製造業景況指数は予想値を上回る結果となるも、JOLTS求人件数の結果が予想値であった930万件を大きく下回る873万件という結果になり市場はこれに対し円買いで反応。ドル円も146.70円付近まで下値を広げるもそこからゆっくりと反発。その後に大きな変化はなく147.15円で取引を終えました。

-ドル円方向感出ず-
 本日のイベントは、豪GDP、英建設業PMI、英BOE金融安定報告書公表、英ベイリーBOE総裁発言、米ADP雇用統計、米貿易収支、加BOC政策金利が予定されています。各国からあらゆる経済指標が発表されますが、とりわけ注目度が高いのは米ADP雇用統計となりそうでしょう。詳細は下記の通り。
「米ADP雇用統計」 予想値:13.0万人 前回:11.3万人
 予想値が前回値をやや上回る見込みとなっており、大幅な乖離でもなければ予想値を上回った際のドル買いへの反応は限定的となるかもしれない一方で、そこそこの強気予想でいることから前回値を下回ってくるような結果であった場合は、失望感から来るドル売り圧力への警戒はある程度必要になるかもしれません。
 足元のドル円は、146.70円付近から147.20円台付近を行き来する行ってこいの動きが直近目立ってきており、やや方向感に欠ける推移となっています。昨日の米JOLTS求人件数はネガティブインパクトのある結果であったもののレンジの下値をブレイクできずに反発しています。大きなヘッドラインでもなければ本日以降も同様の動きが想定されるかもしれない反面、上記の水準を抜けた場合は、ある程度値幅を狙った取引が期待できるかもしれません。

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