FXレポート

米国は休場明け、引き続きドル円の動向に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は144.66円でオープン。東京市場の序盤では下落に転じ144.43円付近まで下げるも、東京仲値である9時55分を過ぎると反発。ドル円は144.60円付近まで値を戻しました。ロンドン市場では、ドル売りが優勢の中、上値を切り下げながらじりじりと下落し144.20円付近まで下値を広げました。NY市場では、米国が休日であるため、144.40円台を方向感なく狭いレンジで推移。特段大きな動きはなく144.42円で取引を終えました。

-米国は休場明け、引き続きドル円の動向に注目-
本日のイベントは、中サービス業PMI、欧生産者物価指数、米製造業受注指数、米FOMC議事要旨が予定されています。
 昨日は米国が休日であったことに加え、6日と週末に控える米ADP雇用統計と米雇用統計が控えていることからドル円は様子見の動きが目立ちました。直近で為替介入ラインとして警戒されている145円台にタッチするタイミングこそありましたが、すぐに押し戻される動きが続いていました。144円台での推移が長くなってきており、昨年の介入前に見られた当局者らによる「断固たる処置をとる」といった強い発言が今回145円台に達した段階では見られていません。したがって現段階では日本政府・日銀が介入に動く可能性は低く、週末に発表される米指標の内容次第では、146円台も見えてくることも考えられます。しかしながら、為替介入への警戒感が和らいでいるとはいえ、介入への可能性が完全に消えたわけではないので、各要人発言やドル円の推移には引き続き注視しつつ取引に臨みたいところです。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。