サプライズがない限り6月FOMCでの金利据え置き見通し継続か
-前営業日サマリー-
ドル円は138.81円でオープン。東京市場では、21:30に控える米雇用統計が意識されてか、目立った値動きはなく30銭幅ほどのレンジで推移しました。ロンドン市場では、米雇用統計にて新規雇用者数が大幅に上振れたことを受けてドル高のトレンドを形成、139.66円ほどまで上昇しました。ニューヨーク市場でも、ドル高の流れを引き継ぎ140.06円まで上昇したのち、139.98円で取引を終えました。
-サプライズがない限り6月FOMCでの金利据え置き見通し継続か-
本日のイベントは、トルコ消費者物価指数、欧生産者物価指数、欧ラガルドECB総裁の発言、米ISM非製造業景況指数が予定されているほか、ニュージーランドが休場となります。
今週は米FOMC前のブラックアウト期間中であるためボードメンバーの発言は期待できないうえ、重要指標も少ないことから来週の米CPIまでは動意に欠ける展開となるかもしれません。
本日の米ISM非製造業景況指数は市場予想は52.2と前回の51.9から改善の見通しです。大幅なポジティブサプライズがない限りは6月FOMCでは据え置きが既定路線との見方が続くとみています。しかしながら、データ次第では7月にも利上げを再開する可能性はあり、現に短期金融市場の利上げ確率を示したFed Watch・CMEは7月FOMCでの0.25%利上げを5割ほど織り込んでいます。7月の金利見通しにも注意を払いつつ取引に臨みたいです。