主要国祝日明け、2019年フラッシュクラッシュと重なるポイント
-前営業日サマリー-
2023年のドル円は130.85円でオープン。日本を含むほとんどの主要国が休場だったことで、東京市場では131円辺りを小幅に推移するレンジ相場となりました。ロンドン市場では、比較的円が買われる動き、130.61円まで下落しました。ニューヨーク市場では、130.80円辺りまで上昇も薄商いが続き、130.65円で取引を終えました。
-主要国祝日明け、2019年フラッシュクラッシュと重なるポイント-
本日のイベントは、中国製造業PMI、英建築業PMI、ドイツ消費者物価指数(CPI)が予定され、日本以外の多くの国が休場明けです。
市場参加者が徐々に戻ってくる日程のため、本日から値動きが活発になると考えられます。ただ、ドル円で注意したい点として、2022年最終営業日が安値引けだったこと、月曜も続落の流れがあったことです。2019年のフラッシュクラッシュが発生したのは当時の年初第2営業日、前年安値引けで終わり、年初第1営業日も続落した後で、今年の値動きと似たポイントがあります。また、当時はアップルの業績不安が口実にされてフラッシュクラッシュが発生したと言われています。今回も、2022年末に日銀の物価見通し上方修正の観測報道があり、口実にされうる材料かもしれません。朝の時間から急激な値動きが出てくる可能性も想定しながら、本日は取引に挑みたいです。