FXレポート

米PCE、7月の75bp利上げを後押しするか

-前日サマリー-
東京市場のドル円は136.12円でスタート、目立った材料もなく方向感に欠けるレンジ相場となりました。欧州市場では、米長期金利が3.18%台まで上昇したことを受けて買いが先行、ドル円は137円付近まで上昇しました。ニューヨーク市場では、米長期金利の低下やポジション調整的なドル売りからドル円は反発、136.34円付近まで下落し、136.60円で取引を終えました。


-米PCE、7月の75bp利上げを後押しするか-
本日のイベントは、日鉱工業生産、中PMI、英1-3月期GDP(改定値)、独小売売上高、スウェーデン政策金利、カナダGDP、米個人消費支出(PCE)、米新規失業保険申請件数、が予定されています。FRBがインフレ指標として重視していることからPCEに注目が集まります。PCEコアの市場予想は前年同月比4.8%と依然として高いインフレが示される見通しです。
 昨日公表された米GDP個人消費は改定値+3.1%に対して、+1.8%と下方修正されました。また、6月の消費者信頼感指数は98.7と市場予想を下回るなど、経済指標からは消費マインドがやや弱気な様子が見て取れます。一方で、FOMCボードメンバーのウィリアムズ氏、デイリー氏、ブラード氏などからは経済成長は鈍化するものの停滞することはなく、リセッショは想定していない旨の発言が見られており、現状は0.75%利上げが既定路線といえそうです。PCEコアの結果が市場予想を大幅に下回らない限りは、0.75%の利上げ期待継続からドル円の下値は限定的と考えられ、ドル円は押し目を拾うスタンスで取引に臨みたいです。

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