FXレポート

米4-6月GDPに注目 FOMCを受けてドル安の地合い

-前日サマリー-
 東京市場では、ドル円は月曜日の下落からの自律反発で109.91円まで上昇するも、中国政府によるIT企業への規制強化を嫌気して下落している主要国株価の動きを受けて、ドル円は上値を抑えられて109.78円まで円高になりました。欧州市場では、FOMCの結果発表を控えたポジション調整の動きからドル買いが優勢、ドル円は110.21円までドル高になりました。ニューヨーク市場では、FOMC声明は予想通りの内容でドル円は一時110.28円まで上昇、その後パウエルFRB議長の会見ではテーパリングに関する議論に進捗があったと話したものの全体を通してハト派だったと受け止められるとドル円は109.85円までドル安に動きとなり、109.90円で取引を終えました。

-米4-6月GDPに注目 FOMCを受けてドル安の地合い-
 本日のイベントは、独失業率、独消費者物価指数、米4-6月期GDP、米個人消費、米PCEデフレーター、米新規失業保険申請件数、米中古住宅販売保留、米7年債入札、米大手企業決算発表が予定されています。
 特に注目すべきは、米4-6月期GDPとなります。今回発表される4-6月期GDPは+8.5%(前四半期比年率)と、1-3月期米GDPの+6.4%(前四半期比年率)よりも成長加速の強気予想となっています。ただ、7月に入ってから米国で新型コロナの感染拡大が懸念されている状況で、直近の米国経済のピークは6月だったのではないかと考えることもできます。そのため、今回発表される4-6月期GDPが予想より好調な結果の場合だとしても、相場のリスクマインドが好転するとは考え難いです。一方で、GDP結果が予想に届かない水準の場合、ネガティブサプライズにドル安で反応しやすい可能性があります。昨日のFOMC結果とパウエルFRB議長の会見を受けて、足元はドル安となっています。今夜発表される米GDPを受けてドル安加速となる可能性も考慮して、取引に挑みたいです。

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