記録的なADP全国雇用者数
【本日のトレードポイント】
-記録的なADP全国雇用者数-
東京市場はゴールデンウィーク最終日で祝日休場となります。もっとも、NZ第1四半期失業率、豪小売売上高、中財新サービス業PMIと経済指標の発表が続いており、取引参加者の減少も考慮すると薄商いによる突発的な動きに注意したいです。また、NYタイムにはADP全国雇用者数が発表されます。市場予想がなんと-2100万人となっており、新型コロナウイルスの影響で記録的な落ち込みとなりそうです。今回は予想レンジが広くサプライズになりやすいとみられるほか、マーケットの判断が難しそうです。現在は経済活動再開への期待感が徐々に醸成されてきている機運であることから、予想よりも良い結果になれば大きく巻き戻す展開も考えられそうです。一方で、予想から悪化した場合は大きな失望に変わるか、経済活動再開を下支えに一方的な下値攻めにならないとの見方もできます。戦略的にはどちらに動くかわからない指標発表を狙うよりも、発表後の値動き動向に合わせて柔軟に対応するほうが賢明といえそうです。
-米中対立-
米中の武漢ウイルス研究所が起源とした説で緊張が高まっています。米国側は証拠があるとして強硬な姿勢を示しており、中国側はそれに反発するといったシナリオで先行きに注目が集まっています。現在、米国は報告書をとりまとめ英語圏5カ国の情報機関同盟「ファイブ・アイズ」（米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド）と協力しながら外堀を埋めているとみられます。今後の動向で大きく情勢が変化することが考えられヘッドラインを注視し続けたいです。
