FXレポート

政府機関の一部閉鎖は解除の動きへ

-前営業日サマリー‐
 ドル円は、154.76円でオープン。東京市場では、米下院でのつなぎ予算法案可決を受けたリスク選好もあって155円を付けたものの、前日高値を超えきれなかったこともあり、その後は売り戻し。ロンドン市場では、売り先行もその後は落ち着いた値動き。政府機関再開後の動向を待つ格好となりました。NY市場でドル円は上昇。154.51円まで買い戻された後、取引を終えました。

-政府機関の一部閉鎖は解除の動きへ-
 本日のイベントは、カンザスシティ連銀総裁発言が予定されています。
 米連邦政府機関の一部閉鎖を終わらせるつなぎ予算が上下両院を通過し、トランプ大統領が12日に署名して成立。米株式市場では閉鎖解除に向けた動きを好感して買いが断続的に入り、米株指数は上昇していました。ただ、昨夜は高値警戒感と材料出尽くし感から一転して売り押し。AI関連銘柄の下げも相場の重しとなりました。為替市場でも株式市場の影響を受けて、リスク回避の円買い・ドル売りが出やすくなっており、昨夜のドル円は一時154円付近まで下押し。政府機関の業務が通常に戻っても、これまで集計が中断していた指標の発表が遅れる懸念が高まっており、データを確認できないことで経済の実態を把握することが困難な環境が続けば投資家心理の重荷となり、相場動向はより不確実性が高くなりそうです。

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