10月米ISM製造業指数弱含み
-前営業日サマリー‐
ドル円は154.01円でオープン。東京市場では、本邦祝日の中で動意鈍く、一時154.28円まで上値を試す場面もありましたが、限定的なレンジの振幅が続きました。続くロンドン市場も、小幅な値動きとなりました。ナーゲル独連銀総裁「ユーロ圏の経済指標はECBの見通しと大きく乖離していない」との発言も伝わりました。NY市場では、ISM製造業景況指数が弱含む結果となり、一時154円を割るもののその後はやや反発。値動きは154円~154.30円付近のレンジに収まり、154.20円で取引を終えました。
-10月米ISM製造業指数弱含み-
本日のイベントは、豪RBA政策金利、豪ブロックRBA総裁の記者会見、欧ラガルドECB総裁の発言、米ボウマンFRB副議長の発言を控えています。
本日公表予定だったJOLTS求人件数や貿易収支の発表は連邦政府機関の一部閉鎖により見送られる公算となっています。また、政府閉鎖の期間が1か月を超え、トランプ大統領1期時の35日間に迫っています。一部ではブラックフライデーまで延期するとの声も聞かれ、今週発表予定のADP雇用統計はより注目が集まることとなりそうです。
昨日発表された10月米ISM製造業景況指数では、生産の縮小と弱い需給が影響し結果は48.7(前月49.1)となり、8カ月連続の活動縮小を示す内容となりました。これを受け、Fedwatchでは次会合0.25%利下げを70%程度織り込んでいます。(2025/11/4 2時時点)
ブラックアウト期間を明けてFED要人発言に加え、米政府閉鎖や関税報道に関するヘッドラインに注意しつつ本日も取引に臨みたいです。