本日は米CPIに注目
-前営業日サマリー-
ドル円は147.27円でオープン。東京市場では、一時146円台中盤へと値を下げたものの、行き過ぎた動きには警戒感もあり、その後のドル円は反発。147円台中盤まで上昇しました。ロンドン市場では、不安定に売買が交錯する場面は見られるも米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となり、ドル円は147円台後半へと推移。NY市場ではウクライナが30日間の一時停戦という米国の提案を受け入れとのヘッドラインからドル円も上昇に転じて147.79円で取引を終えました。
-本日は米CPIに注目-
本日のイベントは、米消費者物価指数、加BOC政策金利、加マックレムBOC総裁発言が予定されており、とりわけ米消費者物価指数の結果には注目となります。
米労働省が発表する本日の米消費者物価指数は、予想値が前月比で0.3%(前回:0.5%)、前年同月比で2.9%(前回:3.0%)、コア指数の前月比は0.3%(前回:0.4%)、前年同月比は3.2%(前回:3.3%)と通常指数もコア指数も前回から下振れする予想となっています。仮に予想をさらに下回るような内容となった場合にはインフレ懸念の和らぎとともに米長期金利が下がりドルはさらに売りの動きを加速させるかもしれないため、結果の強弱は確認しておきたいです。足元のドル円は147円台で一定の底堅さを見せています。147円の節目がサポートラインとして機能している格好ですが、今日の動き次第ではサポートを割れることも想定されます。その時は突発的な値動きとなる可能性もあることを考慮しておく必要がありそうです。