FXレポート

JOLTS求人は2021年並みの低水準へ

-前営業日サマリー- 
 ドル円は、145.49円でオープン。東京市場では、株安、商品安など世界的なリスク警戒の動きから、ドル円も上値が重たい相場展開となりました。ロンドン市場でもその流れは継続し、144円台後半から145円台前半で値動きは硬直。そして、NY市場に入って米JOLTS求人の結果が発表されると米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となり、ドル円は143.72円まで値を下げて取引を終えました。

-JOLTS求人は2021年並みの低水準へ-
 本日のイベントは、豪貿易収支、豪ブロックRBA総裁発言、米ADP雇用統計、米新規失業保険申請件数、米ISM非製造具用景況指数が予定されており、米指標で多くの注目イベントが控えています。
 先日公表されたJOLTS求人の結果は767.3万件と予想値の810.0万件を下振れする弱い内容となりました。2021年1月以来の低水準となり、労働需要の減速を示すほかのデータと整合する結果が確認できました。同指標の中身を受けて、金利先物市場では年内残り、3回のFOMC、すべての会合で利下げが織り込まれ、うち1回は0.50%利下げの可能性が浮上しています。指標後のドル円相場は米長期金利の低下とともに143円台まで下押しが進みました。
 そんな中で、昨日に引き続き、本日はADP雇用統計や新規失業保険申請件数など、米雇用指標のデータ発表が控えます。昨日の内容と反して、好調さを示す結果が確認されれば、ドルの買い戻しとともに相場も巻き戻されるかもしれないため、ヘッドラインは注視して指標の強弱を確認していきたいです。

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