JOLTS求人に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は、146.89円でオープン。東京市場では、日経平均が寄り付きから買われたことでリスク選好の流れからドル高・円安が先行したものの、株高の一服とともに為替の動きも一転して、午後にかけては軟調な推移となりました。ロンドン市場でも欧米株式の動きを眺めながらリスク警戒の動きに押されてドル円は一時145円台前半まで下押し。NY市場では米経済指標の結果を受けて、ドル円も反発となり、145.54円で取引を終えました。
-JOLTS求人に注目-
本日のイベントは、豪GDP、加BOC政策金利、米JOLTS求人、加マックレムBOC総裁発言、米ベージュブックが予定されています。
米景気後退懸念の収まりとともに足元のドル円は底堅い推移を見せている中で、今週は米国の雇用指標が多く予定されています。前回の雇用統計の結果で失業率が上昇し、景気後退懸念の高まりとともにドル円もダウンサイドへ大きく下げたことは記憶に新しいため、今回も失業率の結果は注視しておく必要があります。失業率が一段と上昇して、米景気後退懸念を再び高める内容となればドル円の130円台も視野に入ってきます。
そして、本日は米雇用統計の先行指標ともなる、米JOLTS求人が発表されます。同指標は米労働省が発表する労働需要の動向を示す指標で雇用統計を見通すうえでも重視される指標で結果次第では週末の結果に先んじて為替相場を動意づかせる可能性もあります。内容をしっかりと確認したうえで本日も取引に臨んでいきたいです。