米重要指標を前に様子見地合いとなるか
-前営業日サマリー-
ドル円は、144.94円でオープン。東京市場では、方向感のない推移となりましたが、ロンドン市場では序盤から上昇トレンドに。PCEデフレーターがおおむね予想通りの結果となったことが好感視され、145円台後半まで上昇しました。NY市場では、目立った材料のない中146円台まで上昇し、146.20円で取引を終えました。
-米重要指標を前に様子見地合いとなるか-
本日重要なイベントは予定されておらず、レイバー・デーのため米国とカナダは休場日となります。翌日以降は、週末にかけてJOLTS求人件数やADP雇用者数、雇用統計など米国の雇用関連指標の発表が控えており、これらの指標前に様子見地合いとなる可能性が考えられます。
現在、市場予想では9月利下げはほぼ確実とされていますが、今週発表される雇用データが良好な結果となれば、9月以降の利下げ見通しが変化する可能性も考えられます。一方で、利下げ見通しが加速する内容となれば、再び大幅利下げの可能性が意識されドル売りが強含む展開となるかもしれません。
足元のドル円は、長期的な視点で見ると100週間移動平均線に下支えされる格好で146円台まで反発しています。このまま上値を伸ばしていく可能性も考えられますが、前述の移動平均線を割り込んで再度下方向に動きを強める展開も考えられるため、発表されるデータに注目しながら取引に臨みたいです。