足元のドル円は売られすぎ水準突入か
-前営業日サマリー-
ドル円は、146.45円でオープン。東京市場では、先週末の弱気地合いを引き継ぎジリジリと下落。午後にかけては急落し、一時141円台を付けました。ロンドン市場では144円を目指して上昇する場面もありましたが、結果行って来いに。NY市場では、サービス業ISMの結果が米経済の回復を示す内容だったことを受けて急騰。引けにかけてジリジリと上昇し、144.15円で取引を終えました。
-足元のドル円は売られすぎ水準突入か-
本日のイベントは本邦毎月勤労統計調査、豪RBA政策金利の発表が予定されています。毎月勤労統計調査は先日の日銀決定会合でも話題に上がっていたため、一定の注目度があると考えられます。予想値や前回値を下振れるような内容となれば、日銀追加利上げ期待の後退から円売り圧力となる可能性を考慮しておきたいです。
足元のドル円は、年初からの上げ幅をほぼ戻し切り144円台前半を推移しています。テクニカル面に着目すると、RSIは売られすぎ水準である20を大きく下回り8を示しています。過度な下落トレンドと考えられる中、本日ドルに関しては特段動意が生まれる材料は予定されていないため、自律反発的な上昇となる展開も想定しながら取引に臨みたいです。