欧米各国PMI祭り
-前営業日サマリー-
ドル円は、156.95円でオープン。東京市場では、朝方の日経報道で次期首相候補の一人である茂木幹事長が日銀に対する利上げ要求発言を行ったことがドル円、クロス円の重しとなり、ドル円は156円台前半まで下押しました。ロンドン市場でも円高の動きが継続、米長期金利が低下したことからドル安の動きもあり、ドル円は一時155円台を付けました。NY市場でも、円高の流れは継続し、155.54円で取引を終えました。
-欧米各国PMI祭り-
本日のイベントは、仏独欧英米PMI、カナダBOC政策金利、カナダマックレムBOC総裁発言、米週間原油在庫が予定されており、とりわけ、欧米各国のPMIには注目です。
ユーロ圏のPMIにおいて、サービス業PMIは上昇が一服しており、安定して推移しているものの、低迷している製造業の景況観の動向には注目が集まります。特にドイツではエネルギー価格の高止まりなどを背景に製造業の回復がおくれており、弱い結果を確認することとなれば、現時点で織り込むが進んでいる9月の利下げ期待がさらに高まる格好となり、ユーロ売りが強まりそうです。
ロンドン時間に公表される仏独欧英のPMI、その内容次第では米国PMIの想定に変化を与えながらドル円の動きにも動意を与えるかもしれません。本日も指標内容などヘッドラインに注視して取引に臨みたいです。