米ISM非製造業景況指数に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は146.41円でオープン。東京市場では、ドル買いの圧力が非常に強く、ドル買いの流れに引っ張られて一時146.88円まで上値を伸ばしました。ロンドン市場でも、ドル買いの流れが継続、米長期金利上昇も後押しして一時147.73円と昨年11月以来の高値を更新しました。ニューヨーク市場では、米金利上昇が一服するとドル買いの勢いも弱まるが、米金利が上昇幅を拡大すると日通し高値となる147.80円まで上昇、その後は少し戻して147.67円で取引を終えました。
-米ISM非製造業景況指数に注目-
本日のイベントは、豪四半期GDP、英建設業購買担当者景気指数(PMI)、カナダ銀行政策金利、米ISM非製造業景況指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、ローガン:ダラス連銀総裁発言が予定されています。
先週発表された米ISM製造業景況指数は結果が47.6と予想47.0と前回値46.4を上振れ、10か月連続で50を下回る縮小圏ながら改善の兆しと受けとめられる結果となりました。そして本日は縮小圏に留まる製造業景況感に対し、これまで堅調な結果を示してきたサービス業の景況感を表す米ISM非製造業景況指数が発表されます。
前回8/3の米ISM非製造業景況指数の結果は52.7と前々回値53.9からやや鈍化を示す結果となりました。また8/23の米PMIサービス業でも51.0と前回値52.3からの鈍化が示されており、今回の米ISM非製造業景況指数でも引き続き鈍化を示す結果となるかに注目です。仮に予想を大きく下振れる結果となった場合には、この間、製造業の縮小分を堅調なサービス業でカバーしてきたという見方もあることから、大きなドル売りの動意となる可能性も考慮したうえで本日も取引に臨みたいです。