RBA政策金利、ロウ総裁は今月で最後
-前営業日サマリー-
ドル円は146.19円でオープン。東京市場では、目立った材料がないなか146.10円台で小幅な値動きにとどまりました。ロンドン市場では、欧州株式市場が堅調に推移したことが材料視されて146.46円まで円安に動きました。ニューヨーク市場では、米国休場の影響で値動きが乏しく、146.49円辺りを小幅に推移して取引を終えました。
-RBA政策金利、ロウ総裁は今月で最後-
本日のイベントは、日本消費支出、日ゴトー日、中国財新サービス業PMI、豪RBA政策金利、欧PPI(卸売物価指数)が予定されています。
豪州(オーストラリア)RBAの政策金利は、4.10%に据え置くことが予想されています。RBAは今年5月会合の0.25%利上げを最後に政策金利据え置きが続いています。今回の会合で現在のRBA総裁ロウ氏が退任予定、同氏は今週木曜も発言予定ですが、注目度は大きくないかもしれません。次期RBA総裁は現副総裁のブロック氏が就任する予定で、ブロック副総裁は先月「インフレ抑制のために追加利上げが必要となるかもしれない」「判断は月ごと、データを注意深く見る」と話しており、早期の利下げ転換にはならないかもしれません。
豪州経済は中国経済との結びつきが強いと言われているため、最近注目度が上がってきている中国絡みのヘッドラインに敏感な相場を想定しやすいですが、本日はRBAのガイダンスに注目して取引に挑みたいです。