FXレポート

米雇用統計に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は134.78円でオープン。東京市場では、朝方に米地銀の経営不安が意識されて134.36円まで下落しましたが、その後は本邦祝日で小幅な値動きに留まり、134.40円から134.60円のレンジ相場となりました。ロンドン市場では、ECB理事会にて事前予想通り0.25%利上げが決定され利上げペースが減速、ユーロ円は149.00円から148.32円へ下落しました。ニューヨーク市場では、米地銀バックウエスト・バンコープの株価急落、米地銀ウエスタン・アライアンスの身売りに絡む観測報道を材料にリスクオンムード、ドル円は134.80円から133.50円へ下落したのち、134.23円で取引を終えました。

-米雇用統計に注目-
 本日のイベントは、豪RBA金融政策報告、中国サービス業PMI、スイスCPI、英建築業PMI、米雇用統計、カナダ雇用統計が予定されています。特に注目すべきは、米雇用統計です。
 米雇用統計の事前予想は以下の通り、好調な水準ではあるものの、先月より過熱感が緩まるだろうといった結果が見通されています。

 ・非農業部門雇用者数 18.0万人増(前回 23.6万人増)
 ・失業率 3.6%(前回 3.5%)
 ・平均時給(前年比) +4.2%(前回 +4.2%)/(前月比) +0.3%(前回 +0.3%)

 ドル円は、先週は日銀会合にかけて132円台から137円台へ、今週はFOMCを通過する道中の米金融機関の経営不安絡みのヘッドラインを受けて133円台へ、大きな値動きの相場が続いています。為替相場のボラティリティが高まっている地合いのため、今夜米雇用統計が発表される時間の相場急変に備えて、本日は取引に挑みたいです。

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