PCEデフレーターに注目
-前日サマリー-
東京市場では、特に目立った材料はなかったものの前日のドル高が継続し、ドル円は節目となる115円を突破、115.13円まで上昇しました。その後は利益確定売りに押され、114.48円まで下落するなど荒い値動きとなりました。欧州市場では、米長期金利が1.66%台まで上昇するなど、金利高が支えとなり115.04円まで上昇、再び115円台に戻しました。ニューヨーク市場では、115.00円を挟んだ攻防が続いた後、日通し高値の115.19円を付け、115.11円で取引を終えました。
-PCEデフレーターに注目-
本日のイベントは、RBNZ政策金利、オアRBNZ総裁の発言、米新規失業保険申請件数、米第3四半期GDP(改定値)、米耐久財受注、米新築住宅販売件数、ミシガン大消費者信頼感指数、米個人所得・PCEデフレーター、FOMC議事録公表が予定されています。
米経済指標の多い一日ですが、特にPCEデフレーターに注目です。今月発表された10月の消費者物価指数は前月比+0.9%と市場予想の+0.6%を上回る結果となり、高インフレが確認できました。PCEデフレーターでも予想を上回る物価上昇が確認できる結果となれば、テーパリング加速や早期利上げ観測が強まる可能性があります。そうなれば、足元で継続しているドル高が一段高となることも考えられるため、インフレ指標には要注目です。