英国祝日明け・月末ロンドンフィックスにむけた需給要因の値動きに注目
-前日サマリー-
週明けのドル円は109.79円でスタート、東京市場では先週金曜日ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演が市場予想を上回るほどタカ派な内容ではなかったことを受けた流れが継続、ドル円は一時109.71円までドル安になりました。欧州市場では、スイス中銀のフラン売り介入観測でフラン下落の動きが目立ったものの他通貨ペアへの影響は限定的、英国祝日の影響でもみ合いの通貨ペアが目立つ一方でドル円は反発の動きを見せて、ドル円は109.94円まで上昇しました。ニューヨーク市場では、米S&P500と米ナスダック総合指数が最高値を更新するリスク選好的な地合いでしたがドル円は109.90円を挟んで小幅な値動きが続き、109.92円で取引を終えました。
-英国祝日明け・月末ロンドンフィックスにむけた需給要因の値動きに注目-
本日のイベントは、日失業率・鉱工業生産、中国PMI、豪住宅建設許可数・経常収支、仏CPI(消費者物価指数)、独失業率、欧HICP(消費者物価指数)、カナダGDP、米カンファレンスボード(消費者信頼感指数)が予定されています。
本日は需給要因でマーケットが動意づくことが考えられます。昨日は米ジャクソンホール会議明けで米金融緩和の早期終了観測が後退してリスクを取りやすい地合いだった一方で、英国の祝日のためか一日を通して小幅な値動きとなりました。英国祝日明けと月末ロンドンフィックス(日本の東京仲値に相当、銀行などの対顧客向けレートの決定時間)が予定されていることから、欧州時間前半では昨日のリスクオンの流れをロンドン勢が加速させる可能性があり、ニューヨーク市場オープンからロンドンフィックスの24時に向けては市場のリスクマインドを断絶した値動きになる可能性があります。月末のポジション調整的な値動きに注目して、本日は取引に挑みたいです。