ドル円は上値を窺うか
-前日サマリー-
東京市場はゴトー日の仲値で仲値にかけて買いが強まると、時間外の米長期国債利回りが上昇したこともサポート材料となりドル円は一時109.86円まで強含みました。その後の欧州市場に入っても米長期国債利回りが1.3%台まで上昇したほか、米耐久財受注額が市場予想を上回る結果を受けてドル円は109.99円まで上昇しました。NY市場では米5年債入札後に米長期国債利回りが上昇幅を広げるとドル円の買い材料となり110.12円の高値を付けました。ただ、買いが一巡すると小幅に反落し109.97円で取引を終えました。
-ドル円は上値を窺うか-
本日のイベントは、豪第2四半期民間設備投資、ECB理事会議事要旨公表(7月21日・22日開催分)、米新規失業保険申請件数、米7年債入札が予定されています。昨日のドル円は米長期金利の上昇をきっかけに上値を伸ばしました。ただ、明日のジャクソンホール会議を控えているほか、高値の110.12円がピボットR2だったことも材料視されたとの見方から、買いが一巡するとやや反落しました。もっとも、好調な米経済指標の結果を受けて投資家のリスク志向は一歩ずつ着実に高まっており、上値を窺う気配となっています。本日も複数の米経済指標を控えて市場予想を上回る結果になるか注目です。