欧州各国のPMI祭り
-前日サマリー-
東京市場のドル円は米長期金利の低下を受けて、一時105.70円まで下落しました。ただ、金利が上昇に転じるとドル円も買い戻され105.90円まで反発しました。欧州市場ではポンド買いが先行しドルは売られドル円は105.60円付近まで緩やかに軟化。NY市場では米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となった一方、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想を上回り強弱入り混じる結果となったため、為替への影響は限られドル円は105.67円付近で取引を終えました。
-欧州各国のPMI祭り-
本日のイベントは英小売売上高、仏独欧英米製造業サービス業PMIの速報値が予定されています。昨日のドル円は米長期金利の動向に左右される展開となり、本日も長期金利の動向をうかがいながらの取引になりそうです。一方で、欧州ではPMIの速報値が発表されます。欧州の景気先行きについて確認できるイベントとなっています。なかでも一番初めに発表されるフランスのPMIの結果から欧州全体の動向を推し量るため、発表タイミングではボラティリティの高まりに注意したいです。また英国では新型コロナワクチンの普及で期待感からポンド買いが先行しており、PMIの結果を受けて買い進むか一旦利食い売りにさらされるか見極めたいです。