利益確定も押し目狙い
-前日サマリー-
東京市場は日経平均の高値警戒感から利益確定の売りが優勢となったものの、為替への影響は限定的でドル円は106円を挟んで小動きしました。欧米市場では米小売売上高が5.3%と予想の1.0%を大幅に上回ると、ドル買いが強まりユーロドルは1.206ドルからは1.203ドルまで下落しました。しかしドル円は一時106.21円まで上昇しましたが、買いが一巡すると利益確定の売りに押され105.85円まで軟化し取引を終えました。
-利益確定も押し目狙い-
本日のイベントは豪失業率、トルコ政策金利、ECB理事会議事要旨公表、米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数が予定されています。また、中国が春節明けで取引参加者がマーケットに戻ってきます。昨日は株価の高まりを受けて利益確定の売りに押されました。もっとも、米経済指標がアナリストの予想を上回るほどの好調で足元の米経済はしっかりしているとみていいです。新型コロナワクチンの普及もありマイナス材料が見当たらないため、下落局面では押し目を拾いながら取引するのに妙味がありそうです。本日も米経済指標を眺めながら、米主要3指数と米長期金利、金相場の値動き動向を見極めて取引にのぞみたいです。