物足りなさ感じるFOMC
【本日のトレードポイント】
-105円のサポートラインを突破-
先週末から何度か突破を試みていたドル円の105円の壁ですが、一時105円を割って104.95円まで下落するなど長らく続いていた105円の攻防戦に決着がつきました。しかしその後は105円台を回復して105.20-105.00円の狭いレンジで推移しています。ただ依然としてドル売り圧力は強いままで上値重く105円台にしっかり乗せるのは難しそうです。
-FOMCのフォワードガイダンス変更なるか-
FOMCは昨日から始まっており本日で2日目となります。2日目の今日は声明や記者会見でその結果が示されます。今回注目されるのはフォワードガイダンスの変更の有無と言われています。全体的な金融政策の方向に変更は生じないと考えられますが、予想以上に経済回復が鈍化してきている以上、従前の政策では不足感が否めないことも事実です。緩和を長期にわたって確約することで市場に安心感を与えることが求められています。
ただ、前回のFOMCから1か月しか経過していないこのタイミングでフォワードガイダンスの強化がなされるかは疑問です。性急な政策転換や変更は市場に混乱と不安を与えかねないからです。ただ、実際の変更がなされないまでも示唆があればマーケットの期待に十分沿う形と収まるでしょう。